ザ・フォレシス に行ってみた − モデルルーム見学記

三連休の初日で朝から非常に大勢の人が訪れているマンションギャラリーに訪れると、営業担当者から我孫子の町は「北の鎌倉」と呼ばれているほど落ち着いた環境と言う説明をまず受けます。
「今まで聞いた事がなかった･･･」と言うのが正直な感想ですが、聞いてみると文豪が訪れた史跡や別邸等が、駅の反対側の手賀沼沿いに多くあると言うことでした。
それだけ歴史がある街なので、霞ヶ関や大手町に通勤する人に人気があり、最近になって開発されたつくばエクスプレス沿いとは、全く雰囲気が異なる落ち着いたエリアと言うことです。

マンション自体は駅から徒歩9分のJRの線路沿いに建設中で、以前は某電気関係会社の社宅だったと言うことです。
線路沿いということで電車の音が気になりますが、線路に近い部屋は二重サッシ、その他の部屋も防音ガラスになっているということ、夜間に貨物電車も走らないため、音の面では心配することはないと言う説明がありました。

但し、小物やボタン類のめっき加工を行う工場が物件に隣接している点は気になるところです。
事前に環境状況を調査済みと言う冊子等をもらいましたが、めっき加工の工場のため過去に扱っていた有害物質が若干ですが、地中に残存してしまっているようです。
科学的には影響がないレベルと言うことですが、過去にその様な経緯があったということ、トラック等の出入り等があるということは、評価が分かれてしまうかと思います。

モデルルームに入る前に、まずは部屋のカラーバリエーションについて説明を受けました。
右側の黒系のカラーのオプション申し込みは終わってしまっているため、今から契約の場合は、部屋毎に決まっているホワイト系かベージュ系のカラーになると言う事です。
ただ、見比べなければ極端に替わることはなく、カラーバリエーションよりも、部屋のタイプが非常に多いため、その違いを重点的に見て比べた方が良いと言うことでした。

マンションギャラリー2階の3LDK 73㎡の部屋にお邪魔をすると、まずは6.2畳の寝室となる洋室①があります。
洋室①はファミリークロークが備わっており、その仕切りはガラス戸になっていますが、もちろんオプションで実際には至って普通の仕切り扉になると言う事でした。
モデルルームのためオプションが非常に多く入っており、かなりきらびやかな印象を受けますが、壁紙のオプションを入れる人は少なく、実際には標準的なホワイトの壁紙になるということです。

続いて、主寝室からも廊下からもつながっているファミリークロークですが、しっかりとした奥行きのため使い勝手が良さそうです。
イメージとしては、奥にしっかりと収納し、手前のスペースで身だしなみを整えると言う使い方が想像できました。
なお、子供部屋になるであろう5畳の洋室②は、洋室①と大きな違いは無く、ファミリークロークがウォークインクローゼットに変わるだけです。

12畳のLDは天井高が約2.6mあるため、実際よりも広い印象を受けます。
こちらも多くのオプションが入っていますが、実際にはもっとシンプルで、壁面収納も無いため、より広い印象になると言う事です。
ウォールドアを開け放して使う5畳の洋室③、3.5畳のキッチンと一体の空間のため、実質的には約20畳と言う非常に広い空間として使うことが出来ます。

カウンターキッチンとなっているキッチンには、標準でディズポーザー、ビルトイン浄水器、食洗機がついています。
ディズポーザーは最新型のものが付いているため、極端に固いカニの甲羅などでなければ、殆どの生ゴミを処理することができるため、生ゴミを極限まで少なくすることが出来ると言うことです。
さらに、24時間ゴミ出しが可能なため、ゴミ出し等のストレスは引越直後のダンボールゴミの処分などを除けば、ほぼ感じないだろうと言う事でした。

キッチンとは反対側の5畳の洋室③は、ウォールドアでしっかりと仕切ることが出来ますが、実際にはLDKと一体のレイアウトになっていました。
この部屋のウォールドアは3枚つながったドアで仕切るのではなく、1枚1枚を移動させて床面にしっかりと固定することができるため、他の物件よりも個室感が出るため、1部屋として使う際のハズレ感は少なめかと思います。

また、洋室③とはなっているものの、畳を敷いた場合の使い勝手も考慮されており、クローゼットは少し嵩上げがされています。
このため、最初のオプションで畳を選択せず、後から置き畳を購入しても全く問題ないということでした。

LDKと洋室③からつながるバルコニーは約2mの奥行きがあるため、ゆったりとしています。
また、全室が南東向きで、現地の直ぐ近くには高い建物がないため、抜け感はかなり優れていると言うことです。

室内に戻って水回りですが、パウダールームは思ったよりもコンパクトになっていますが、広さは部屋のタイプによって異なると言うことです。
ただ、どの部屋もしっかりとしたサイズのリネン庫があるため、実際に生活する分には何の不満も出ない広さになっているということです。

1418サイズのバスルームはガス式の浴室暖房乾燥機が付いており、水捌けがよいモザイクタイルになっているため、快適に利用できそうです。
実際のドアガラスは曇りガラスになっているため、写真のように透けてはいないということです。

トイレは「とにかく掃除がしやすい」のがウリと言うことで、便器自体には汚れが付きづらい加工がされています。
さらに、通常のマンションのトイレの様に他の部屋や廊下と同じ壁紙ではなく、拭き掃除がしやすい撥水性がある壁紙を標準で入れていると言うことです。

また、吊戸棚も標準装備のため、トイレットペーパーや掃除用品もすっきり収納できると言うことでした。

玄関自体は標準的な造りで、床から天井までの大型のシューズボックスや傘たて等がついています。
写真左側に写っているガラスは洋室①のオプションで、実際に選ぶ人は聞いたことがないと言うことですが、希望すれば壁そのものにもオプションが入れられると言うことでした。

ここからは特別な仕様類ですが、線路に近い部屋は写真のように二重サッシになっているということです。
サッシの模型もありましたが、確かにサッシを2枚とも閉めると騒音レベルは大幅に下がるため、特に線路に近い低層階の一部を除けば、線路沿いと言う事は意識せずに過ごすことができそうです。

続いてはドアキャッチャーで、ドアを力強く開けても壁に当たったり跳ね返ることは無く、しっかりとドアキャッチャーが衝撃を吸収して、なおかつ扉をピタッと停めると言う事でした。

最後にカーテンレールですが、カーテンをつけるとレールや滑車が全く見えなくなるため、非常にすっきりとさせることが出来ると言うことでした。
取り付けは若干手間になると言う事でしたが、1回つけてしまえば見栄えがよいため、隠れた人気装備と言うことでした。

モデルルームを見た感想として、ドアキャッチャーやカーテンレール、トイレの清掃しやすい設備など、標準的なマンションよりもワンランク上の装備が付いている点が細かい点ですが印象に残りました。

また、建設中のため実際の建物は見れておらず、パネル写真やパンフレットの説明上ですが、メインエントランスの重厚感や、建物全体のファサードデザインも特徴的なため、デザイン性にも魅力を感じました。

駅から上り下りがある道を通って徒歩9分で3500万円～3800万円台が中心というのは少し割高かなと言う気もしますが、メトロ千代田線に直通する常磐線各駅停車の始発駅であること、落ち着いたエリアなことから、住環境を買うと考えれば、非常に魅力的なマンションだろうと思います。