アートリフォームってどうですか？？

結論から言うと「依頼しなくて本当によかった！」です。
リアルタイムの体験談です(長文失礼します)

中古一戸建て購入に伴いリフォームを検討しています。
最初は知り合いの大工さんに見積依頼しており、その時の概算が450万円だったので、住宅ローンとリフォーム分を含めて銀行の事前審査を申請しました。
本審査には正式な見積と契約書が必要ですが、大工さんが多忙との理由で打合せが進まず、ローン特約の期日まで2週間となった為、このままお任せするのは不安に感じて急遽、アートリフォームに見積依頼しました。

最初の問い合わせの段階で、既に450万円でリフォーム予算が決まっている事、ローン特約の期限が迫っているので非常に急いでいる事をお話しました。
希望は水回りのフルリフォーム、6畳2間を1間にする間取り変更、3畳和室をウォークインクローゼットに変更、ウッドデッキ設置、大まかにこの4点でした。
担当者は非常に感じよく対応も丁寧で「他にご希望はありませんか？」とヒアリングされ、450万円でそんなに出来るものかな？と素人ながら疑問に感じながらも、「可能なら照明器具の提案とエアコンもお願いします」と伝えました。

そこから現地確認が約1週間後、見積には1週間は必要と言われたので、ローン特約の期日に間に合わない可能性が高い為、銀行には既に提出した概算見積で本審査を通してもらい、契約書は改めて提出するので待って欲しいと相談しOKを貰いました。

現地確認には担当者と支店長、大工の3人が来ました。
採寸は支店長と大工が行い、担当者とは一ヶ所ずつ要望を説明して確認しました。
その際も「外壁は宜しいですか？」と聞いてきたので、「さすがにそこまで予算的にムリですよね」と、こちらが言いました。
打合せでの確認事項について、記入する様子もなく控えも貰えなかった為、やや不安に感じて、こちらから全ての要望と確認事項を改めて箇条書きにしてメール送信しました。
予算も期限もある事は伝えたし、要望も明確にしたので、このままお任せしても大丈夫だろう、見積と同時に契約まで持っていこうと心待ちにしていました。

見積の約束日(ローン特約期日の前日)、待ちきれず朝一番に電話したら、その時点で見積が500万円超と言われました。
内心「予算はあれだけ伝えていたのに！」と思いましたが、何とか450万円に納めるよう、エアコンや照明器具、クローゼット造作を諦める事にしました。
何とか納まりそうになったので、夕方までに訂正して見積をデータで送ると言われ、問題なければそのまま契約しましょうとアポイントまで設定しました。

夕方メールが届き、開いてビックリ、570万円の見積になっていました！
驚きを通り越してパニックで、すぐに担当者に電話したら「大工工事を見積に入れ忘れていた」と…！
結局の所、最初の知り合いの大工さんの450万円が要望に対して適正ではなかったのですが、アートリフォームに依頼した時点ですぐ予算的に難しいと言ってもらえたら、その時点で銀行にリフォーム枠の増額相談が出来たんです。
支店長も大工も現地確認に来ていたので「何故もっと早くに言ってくれなかったんですか！」と本当にパニックになりました。
とても冷静でいられない状況でしたが、どうすれば450万円に納まるか聞いたところ「エアコンに照明、クローゼット、間取り変更、ウッドデッキを諦めて水回りグレードを全て下げれば」と言われました。
あれだけ「外壁は大丈夫ですか？」等、求めていない事まで提案しておきながら、結局こちらの要望は何も出来ないという事をその時点で言われたのです。
パニックが怒りに変わりました。
とても冷静に話せる状態ではなかったので、その日は電話を切り、もう一度よく見積内容を見てから改めて連絡すると言いました。

翌日の朝、「銀行には何とかリフォーム枠を増額できないか相談してみるので、改めて打合せをしたい」と担当者に連絡しました。
「支店長も同席して3人で」と言われたので了承し、担当者から時間と場所の連絡を待っていました。
ところが待てど暮らせど連絡が来ず、しびれを切らしてこちらから連絡しましたが担当者は電話に出ず、メール返信もなく。
しばらくして支店長から連絡があり「担当者が自信を無くしたのでキャンセルする」と突然言われました！

何が起こっているのか分からなくなり、「今朝は担当者とお話しして、予算は銀行と相談するのでお願いしたいと話した所なんですよ！今からキャンセルと言われても、今日はローン特約の期日なので困るんです！」と伝えました。が、「こちらは困りません」と支店長からの回答でした。
担当者の無責任さ、支店長のお客さんに対する姿勢、本当に困り果て、言葉では言い表せませんでした。
それが一昨日の話です。

とにかく気持ちを切り替え、急いで別の業者を探しました。
本当にパニックで焦っており、全ての経緯を打ち明けて「助けてください！！」と文字通りお願いした所、「今から現地確認に行って明日には見積を出します」と言ってくださる業者が見つかりました。

その業者さんは店長代理と主任のお二人が来てくれたのですが、年齢も若めで少し派手な印象でした。
もしアートリフォームと同時に見積依頼していたら、第一印象でアートリフォームを選んでいたかもしれません。
しかし、仕事ぶりは最初の大工さんやアートリフォームとは比べ物にならず、とても丁寧で提案力もあり、見積の項目一つ一つを説明してくださったので、何が必要で何が省けるのか、とてもよく理解できました。
結果的に、要望を叶えつつ金額も許容範囲ギリギリの640万円になったので、滑り込みで昨日、契約に至りました。
銀行には明日見積と契約書を提出できるので、何とかなりそうです。

最後にもう一つ、驚き震える事がありました。
アートリフォームは担当者、支店長、大工の3人で現地確認にきていましたが、別の業者に採寸してもらった所、見積に記載の浴室1616サイズは入らない事が分かりました。1616サイズを入れるには1700の幅が必要らしく、採寸したら幅1610しか無かったのです…
さらに、「ウッドデッキは2700×1800を設置して自転車を停めるスペースを確保したい」と伝えていたのですが、見積は2700×3600になっていました。そんなに大きなウッドデッキで大丈夫なんですか？と担当者に確認したら「採寸したので大丈夫です」との回答でした。
が、これも採寸しなおしたら、2700×3600は敷地面積ギリギリのサイズで、自転車だけでなく雨どいや水道もある為、設置自体がムリだったと分かりました…

もし、あのままアートリフォームで進めていたら、工事途中になって浴室もウッドデッキもサイズが合わないし返品できないと、更にとんでもない事態になっていたと分かりました。想像するだけで怖さで震えます。
お任せしなくて本当に本当に、本当に良かったです！

私の反省点は、最初の段階で複数社に見積依頼しなかった事です。知り合いの大工さんだったので、相見積にしたら悪いと遠慮したのが間違いでした。
その時点で適正価格が出ていれば、最初からその心積もりで準備を進めたので、ここまでドタバタになる事はなかったと思います。

それを認めた上ですが、アートリフォームの担当者の経験値の低さ、キャンセル連絡してきた支店長の対応、大工の仕事のいい加減さ、そこはどうしても納得できない点です。

実際の工事はこれからで、まだトラブルが起こる可能性もありますが、今の業者さんは「助けてくださいと最初に問い合わせを頂いたので、このままキッチリ引渡しまで仕事をやりきって、最後まで助けきろう！」と、担当者お二人で話してくださってました。
何かあっても相談しながら、私も頑張りたいと思います。

本当に長文で失礼しましたm(__)m